Canon L1 レンジファインダー / ネオパンSS 作例

Canon L1 レンジファインダーを入手。1957年発売。L39スクリューマウントのレンジファインダー機で、V型の廉価機の一つになる。

軍艦部がかっこいい。この後のVI型でSSダイアルが一軸式になり、Canon Pではファインダー倍率が固定になる。特にCanon Pでは前面左上の段差が無くなり、かなりスッキリした見た目になる。V型ぐらいごちゃごちゃしてる方が、デザイン的には間伸び感が無くて個人的には好き。

Canon Pなどとおそらく共通の巻き戻しクランク。勝手に跳ね上がっちゃったり、小さくてつまみづらかったりするが、見た目と収まり感が非常に良い。ファインダー内には二重像があるのみで、どの焦点距離でも見やすくはないが、使えなくはない。なんならCanonet (1961年発売)のファインダーの方が見やすい。ダイアルをRFにすれば高倍率のファインダーになるので、ピント合わせを精密にできる点は良い。
L39のレンズがもう状態の良いものがなかなか売っていない。画像の Canon Lens 50mm F1.8 はレンズの内側が侵食されて曇る持病があり、ほとんどのレンズが発症している。このレンズは比較的マシだが、中央部が若干曇っているため、絞るとより滲みが目立つ描写になってしまう。
作例
今はもう売っていない期限切れのネオパンSS100を入手したので使ってみた。2013年7月期限なので、10年以上オーバー。感度落ちを見越して少し長めに現像した。
マニュアル露出機なので、適宜スマホアプリを使用して決定した。
- 現像液: D76互換 1+1

羽田空港T3出発ロビーにある日本橋。ロビーを見渡す位置に(特に必要性のない)木製の橋があるのは異様な光景で好き。
絞り開放付近なのもあってか盛大にピントを外している。二重像の調整が必要かも。あと、この時間違えて35mmのファインダーでフレーミングしていた。ファインダーと撮れる画が違うレンジファインダーあるある。


こちらはF4あたりだったからか、そこまで盛大にはピントを外していない。

次からは35mmのレンズになる。



1933老场坊というコンクリート打ちっぱなしの迷路みたいな建物があるところ。フォトスポットとして有名そうなのに入っている店がまるで繁盛していない謎。



1933老场坊から北外滩に歩いて向かっている。


この日は春節の三が日二日目だったが、外灘はやはり人が多い。


MFで野良猫を撮るのは難しい。今回は当て感撮って普通に外した。
おわりに
このくらいのクラスの機種を使うとやはり気分が上がる。キヤノネットでもある程度体験できたが、レンジファインダーでのフィルム撮影は見えてるものと撮れているものが違うのが、ある意味では楽しい。二重像でちゃんとピントが合ってくれていると気持ち良いので、うまくいくように調整したい。
自動露出のあるレンズ交換式レンジファインダーが欲しいところだが…そうするともう Bessa と Leica しかない… Bessaも最近ではなかなかの値段で取引されていて厳しい。まあ正直レンズ交換は出来なくて良いのだが。