モノクロフィルム撮影記: SHANGHAI GP3 Pan 100 NEW

三本目。新たに Pentax ME Super を買った。レンズはくっついてきた SMC PENTAX-M 50mm f1.7 で大体撮った。フィルムは SHANGHAI GP3 Pan 100 NEW(27.48元)。NEW とついているのとそうでないので違いがあるのかどうかは知らない。金属パトローネに入っている。

感光前のフィルムが結構青い色をしていて驚いたが、現像後は普通に透明になった。Ilford Pan 100 よりかなり透明な気がする。もっと濃く現像すればよかった。
作例

中央左あたりの糸屑、デジタイズの際に着いたゴミかと思ったけれど、ネガ自体に白く残っていたので、現像前についたゴミでした。三本目で慣れてだいぶ適当になってきたせいなのか、撮影時についてしまったのか。

中国では街中でよく見かけるタイプの三輪車。

静安新业坊というところに何故かあるエヴァ像。浦东にあるガンダムの方は住んでいる所から遠くて未だに行っていない。

近くに小さいが二号機などもいた。

昔の工場施設を再利用しているのでその頃のものと思われるもの。左から読む横書きなのが不思議。

逆光の木漏れ日を撮ってみる。絞ったおかげでそこまで破綻はない。

汶水路駅あたりの高架。被った像はガラス越しの撮影のため。

ところ変わって、虹桥机场の先にある蟠龙新天地という最近整備された古镇風の場所。

本当の古镇も上海に点在しているが、混みすぎだったり、逆に廃れすぎていたりする。ここは割とちょうど良い。(ここも商業化されているだけで、一応由来はありそうな感じだった。)

SMC PENTAX FA 35mm f2 | f2
解放近くで撮った写真がことごとくピントを外しまくっている。スプリットイメージに慣れていないせいか。マット部分で合わせた方が信用できるような気もする。


毎年秋ごろに収穫祭のイベントをやっている気がする。
おわりに
SHANGHAI GP-3 せっかくなので買ってみたが、出てくる絵としては悪くない感じ。ただフィルムからは嫌なタイプの匂いがした。値段は他と比べて若干安い程度なのでリピートするかは微妙。
MZ-3 に比べると ME Super のシャッターはやはり気分が上がる。しかし、絞り解放でピントを外しまくっているのが痛い。AFがあれば今回のように外しまくることもなかった。なんとなくだけれど、スプリットイメージを合わせることに集中しすぎているせいな気がする。全体的に後ピンになってしまう傾向。あまりに外しているので、ファインダー精度の問題も疑ったが、シャッター裏に磨りガラスを置いて確認した限りではちゃんと合っていた。
あとでミラーレスに付けて撮影してみたところ、SMC PENTAX-M 50mm f1.7 は絞り解放でかなりハイライトが滲む。もしかしたらそれもピントを外しがちだった要因かもしれない。
現像フィルムが透明すぎる気がしたので、ME Superの露出系も確認してみたが、ミラーレスと比べてもおおよそ正しい値を出していた。これは単に現像時間が短すぎただけかな。フィルムが黒い分にはデジタイズでは強いストロボで照らせば像が取れるので、現像不足よりは過多な方が良いような気もする。

